早稲田大学国際避難民団体

ミャンマー料理屋の運営

2021年10月、私たちはミャンマーのボランティア団体 「Connect」 と日本に住むミャンマーの方々と協力し、東京都板橋区にミャンマー料理店をオープンしました。この料理店は、ミャンマー内戦で苦しむ人々を支援するための資金を集めることを目的としています。ミャンマー出身のシェフが腕を振るう伝統的なミャンマー料理を、週末限定で提供しています。

ミャンマー料理

ミャンマーの状況

2021年2月1日のミャンマー国軍によるクーデター以降、国内では市民と国軍との間で武力衝突が続いています。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、2022年11月時点で国内の約1460万人が人道支援を必要としており、そのうち約700万人が国内避難民となっています。2022年に入ってからも戦闘は激化しており、国軍は戦闘機や重火器を用いて各地で攻勢を強めています。特に少数民族が居住する地域への攻撃は激しさを増しており、深刻な人道危機が発生しています。

国際社会の対応として、国連安全保障理事会はミャンマーに対する武器禁輸措置を発動し、欧米諸国はミャンマー軍に対する制裁を強化しています。また、ASEANもミャンマー国軍に対し、停戦と対話に応じるよう求めています。今後も戦闘が長期化する可能性が高く、多くの犠牲者が出るおそれがあります。国際社会による圧力と支援活動の継続が求められています。

目標

私たちの目標は、ミャンマー内戦で被害を受けた人々に医療支援や教育支援を提供するための資金を集めること、日本の皆さんにミャンマーで何が起きているかを知ってもらうことです。売上は全額、ミャンマーの支援団体「Connect」に寄付されます。

ミャンマー料理

活動内容

  • 週末限定での営業: 土曜、日曜、祝日に伝統的なミャンマー料理を提供しています。
  • 特別メニュー: 毎月異なる特別メニューを提供し、お客様に新しい料理体験を楽しんでいただいています。
  • 文化イベント: 地元の日本人とミャンマー人の交流を促進するため、料理教室や文化イベントを定期的に開催しています。
ミャンマー料理

寄付活動の成果

2022年10月から2024年3月までの間で、月平均30万円をミャンマーの支援団体に寄付しました。これまでに総額500万円以上の寄付を実現し、現地の医療支援や教育支援に役立てています。今後も引き続き、売上を全額寄付することで、ミャンマーの人々を支援していきます。